// AeFbp // A.E.F. Biographical novel Publishing Akio Nandai Volume 1 to 12 "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright. A.E.F. is an abbreviation for Adventure, Ethnokids, and Fantasy.

AEFバイオノベル

**東亜学纂の eBOOKs**  == 週刊メールマガジン『エスノキッズ心の学問』 == メルマガ選集ブログ『AEFバイオノベル』 == 電子書籍『亜種記』全12巻 順次発刊

一息 34【寺学舎騒然】『オンライン亜種記 -子孫武童(たけわら)に繋ぐ-』第1回

『オンライン亜種記』を配信しています。
住み慣れた半島の港町から離島に疎開した寺学舎の塾生、武童(たけわら)たち。
「行動と目的の学」を実践する子等(こら)の後裔記(日記)を編集して、連載でお届けいたします ♪

エスノキッズ 心の学問「自伝編」
令和2年8月29日(土)号


一つ、息をつくことも儘(まま)ならない事態が起きました。

たいしたことではないのですが、寺学舎の子等(こら)は、大騒動です。
たいしたことではないのですが、どえりゃあ大きな変化がありました。

まず、これを書いているのは、いつもの寺学舎の少年少女たちではありません。
いつもは子等の後裔記(日記)をコピーして貼り付けて配信しているだけの小欄、東亜学纂の主筆自らが書いています。

編集や転載引用は慣れた仕事ですが、草稿は不慣れで泡を吹いています!
委細は後回しにして、何が起きたか(主題)を書いてみます。

(1) 寺学舎の子等がみな、まったく同じ夢を見た。

(2) 寺学舎の子等がみな、離島に疎開することになった。


《 どんな夢? ザックリ 5W1H 》

子等に聞いた話ですが、「だそうです」調は省いて、「だ、である」の一本調子でいきます。

その夢は、一週間続いた。

ときは、2139年。
まるで連載小説のように、ほぼ一年間の出来事が、絶妙に繋がっている、
その年から6年後に〈文然の乱〉という内乱が終結する。
その文然の乱から100年前の2045年には、〈亜種動乱〉という内乱が終息している。
これは、今年から数えて25年後の、極めて近い未来に当たる。

場所は、まさに寺学舎がある彼ら彼女たちが住まう港町と、その周辺である半島全体。

夢に出てきたのは、その寺学舎に通う少年少女たちとその親族、そのほか都会や森や海で暮らす子等だ。
彼らが所謂(いわゆる)、武童(たけわら)である。

彼らは武の心の修養に励んでおり、文然の乱を未然に防ごうと動き出した。
武の心とは、武の字のとおり、戈(ほこ)を止(とど)めさせる人間力という意味である。

三つの亜種に分化(分裂)したヒト種(人間)たちは、それぞれが正義を掲げ、対峙している。
このまま大人たちに任せておけば、元は同じ民族なのに分裂してしまった同胞(はらから)たちは、みんな絶滅してしまう。

三つの亜種とは、自然エスノ、和のエスノ、文明エスノである。
その三つの亜種の子等が集い、武の心を養い、武童(たけわら)として、心を失った大人たちと闘う。
また、文明エスノが造り出した、電脳人間という名の人造兵士にも立ち向かう。


と、こんな感じなのだが、もう一つ、特筆したいことがある。
この寺学舎の塾生たちの夢の中に出てきた人間の分化(分裂)は、亜種動乱のころに固まったということだ。
つまり、今年から数えて、僅(わず)かに25年先の話です。


《 疎開? なんじゃそりゃ! 》

昭和の大戦のころ、〈集団疎開〉という言葉があったが、分散を意味する疎開を集団の単位で行うという、何やら苦肉の造語といった感がある。

閑話休題(それはともかく)。

今年の年明け早々のこと。
〈原因不明の肺炎〉がニュースになったころ、寺学舎の塾生たちの後裔記(日記)を、塾友や一般の不特定の方々に向けてメルマガ形式で配信を始めました。

このメルマガの姉妹編「教学編」も同様に、数日遅れること、塾生たちの然修録(座学の学習帳)のメルマガ配信を始めました。

今ではご承知のとおり、テレワークではありませんが、テレスタディとでも言いましょうか!
寺学舎の塾生たちは、このメルマガによって、塾友たちの日記や自習の成果を読んでいるという次第です。

が、この不可解で神秘的な夢の連載物語のさなか、彼らの住まう港町に、行政の指令が下りました。
〈完全封鎖〉です。
それで、寺学舎の子等は、少人数ながら、まさに〈集団疎開〉の段取りとなったわけです。
昭和の時代の集団疎開では、空から降ってくる焼夷弾から逃れるためでした。
でも今回降ってきたのは、〈原因不明の肺炎〉ウイルスでした。

これについては、

「疎開先の離島で、今と同様に〈テレスタディ〉をすればいいだけのことじゃないかッ!」

という声も、聞こえてこないわけではありません。

たしかに、そのとおりだと思いますし。小欄にしても、今まで通り〈コピー、貼り付け、配信〉という作業を続けることに、異存などあろうはずがありません。

ただ、気掛かりなことが、一つ。

彼らの疎開が予定されている〈離島〉の名前と、夢に出てきた119年後のこの半島界隈に住まう少年少女〈武童(たけわら)たち〉のルーツであり、彼らの祖先や大爺(おおじい)さんや大婆(おおばあ)さんたちの生まれ故郷である〈島〉の名前とが、一致したのだ。


核ミサイルに、コンピューターウイルスに、新型人体ウイルス。
気付くと、何が飛んできても、何の不思議もない世の中ではないかッ!

もはや、平和ボケだの平和憲法だのと、ファンタジーにもならないような絵空事を吹いているときではないことを、子等でさえ明確に理解している。
しかも、教育界も、政界も、常識も、哲学も、甚(はなは)だしく混乱を極めている。

25年先に終結を見る亜種動乱で分化が固まった三つの亜種は、それぞれ何と呼ばれるようになるのだろうか。
夢の中の物語によると、暫定的な短い間のようだが、文明人亜種、旧態人間亜種、自然人亜種と、それぞれ呼ばれていたそうだ。

怪奇現象も奇跡も、インテュイション能力(超意識、直観力)をもってすれば、すべてが科学的に説明がつくと言われている。
塾生全員が、同じ日に、まったく同じ夢を、しかも連載のように毎日一週間続けて......と、これがもし、その直観力によるものだったとしたら......。

「絶対に違う」
「単なる奇怪な偶然」
「子どもたちの無邪気な創作」

などと、少なくともわたしは、言い切ることはできません。

今後ですが、この港を出て行った塾生たち銘々から後裔記をメールしてもらい、『亜種記』に編纂して、連載で配信を続けたいと考えています。

個人的には、少女〈ツボネエ〉からのメールが、いちばん楽しみかなァ (^_^;)

ちなみに、〈ツボネエ〉も〈マザメ〉も〈ムロー〉も、みんな、立命期(産れてから知命するまで)の童名(わらわな)です。


姉妹編のメルマガ、「教学編」については、明朝の配信で、ある程度の方向性をご報告できればと思います。


令和2年8月29日(土)号
一息 34【寺学舎騒然】『オンライン亜種記 -子孫武童(たけわら)に繋ぐ-』第1回

【行動と目的の学】

美質を生まれ持った子どもたちが、戈(ほこ)を止(とど)めると書く武の心を修めるために、東亜の行動哲学、西洋の目的心理学、そして民族史や神話から過去を学び、自分たちの運命が横たわっている〈未来〉を脚本する人間力を、学んでゆきます。

Japanize Destinies Distribution
『亜種記』『息恒循』『然修録』『後裔記』
JDD 東亜学纂
http://www.akinan.net